digitalのブログ

徒然なるままに。成すがままに。

小説 国営パチンコ店 11回転目

若い世代はパチンコ店に行かなくなっていた。近くでミサイル発射実験をしている国の研究費用になっていると思ったり、実際に趣味、交遊費が少ない生活をしてたりと理由は様々だが。


ただ、ゲーム感覚でダンジョンを攻略したり、ゲームマスターになって名前を刻みたいという人間はどの世代にも

必ずいた。


全国のパチンコ店舗数は約8,000店まで減っていた。時代の波に流されて、確実にそして緩やかに減っていた。


ここでも1人の勇者が現れた。

M&Aにてパチンコ業界を日本人の業界にしようという考えを持った男。

その名前は荒木 承太郎。


九州から順番にバチバチにM&Aを仕掛けて、それはそれはまるで台風のように。通過すればするほどに経営の旗印は変わって行った。


国によってギャンブルのルールが整えられて、経済の力でも営業が整い始め

ていたのである。


続く。