digitalのブログ

徒然なるままに。成すがままに。

小説 国営パチンコ店 8回転目

真栄田さんは1月に負けれるMAXの

7万円負けで帰ってきた。

自分の中で決めてた事が出来ずに

負けてしまったと。バイトの休憩時間

にアドバイスみたいに話してた。

あっさり国営パチンコ店に負けた事が

引き金かわからないが、地元に帰って

実家の小料理屋を手伝うことになった

といいそれから会うことはなかった。


国営パチンコ店はもちろん営利目的

で運営されている。そのため設定の

メリハリもあるし、ストック飛ばしも

ある。が、裏モノはない。

また個人のPSカードのためノリ打ちが

できない。まあ20%のギャンブル税を

払った後の金銭のやり取りは可能だ。

軍団も形成する事ができない。ニート

、引き子、打ち子等の連中もしっかり

働き収入を得てからPSカードを申請

するため朝からパチ屋にはいけない。

終日打ち続ける事ができない。

雇い主から種銭を廻して打つことが

できずに失業者は減っていった。


また生活保護も変化して行った。

家賃、光熱費、携帯代が無料。

食事は日に3回配達となり、金銭の支給

は月1万になっていた。そのために

貧困ビジネスも壊滅していた。


引きこもり対策として月1回のペース

のカウンセリングが義務付けられた。

3年の猶予期間があり、それ以降は

働かずともいいから毎日外に出ることが目標となる。


ギャンブル税と消費税20%のおかげで

国税は少しは回復してきた。

ギャンブル税は完全に復興税金として

ストックされる。災害復興や道路整備に充てられる。

消費税20%は年金の回復、福利厚生、

医療費に充てられていた。


国民の楽しみはどんな風に変化しているのだろうか。


続く。