digitalのブログ

徒然なるままに。成すがままに。

小説 国営パチンコ店 6回転目

王蛙を無事確保した真栄田さん。

残り5日間の戦いをどうしようか

本気で悩んでいた。


種銭 6万6千 貯玉4200枚


今日の結果次第では帰るかもな、

と思いながらもそこはギャンブルする

者が持つ楽観論。勝ちゃいいさ。


しかし、打ち始めて朝イチの128回転

での放出はなかった。256回転も抜けて

初当たりは380回転目にREG。単発。

止める訳も無く次の初当たりを狙う。

412回転REG。単発。

気付くには遅すぎた。なんと、

ストック飛ばしの可能性大。

設定1でも約70%は256回転までには

放出する。にも関わらずにこの結果。

この時点でマイナス1200枚。


台移動はできない。ストックはない。

設定判別もサンプル無し。

真栄田さんは死亡遊戯を始める。


10時間打ち切り結果3200枚の負け。

設定1以下の判別結果。

まさに死亡遊戯。


続く。

日本カジノにまた一歩前に進むの巻

 政府は18日、有識者による統合型リゾート(IR)推進会議で、カジノを刑法の賭博罪に抵触させず、合法化は可能とする見解を示した。観光振興や社会還元など目的に公益性があり、事業者に厳しい規制を課することで他の競馬など公営ギャンブルと同様に違法性が否定されるとした。刑法は賭博を犯罪とする一方で「法令または正当な業務による行為は罰しない」と規定しており、法務省は会議で、事業の公正性や公益性を担保する制度設計が必要と指摘した。

《記事より抜粋》


公正性。対人間のゲームに公正性って

ある?将棋や囲碁だって先手後手ある

のに。まあ先手後手決めるのからが

ルールだが。先手有利よね。


イカサマやってないのを誰が

監視するのかな。


公益性。ギャンブルの胴元が稼いだ

金を何に使う?

社会福祉法人に車、車椅子の寄付?

公園の遊具や管理費?

変わり映えしないし、また色々な

天下り先の団体建設の温床なるんじゃない?


その年の純利益をその年産まれてきた

赤ちゃんの祝い金にしよう。

そうしましょ。



小説 国営パチンコ店 5回転目

国営パチンコ店デビュー戦を勝利し

宿に着いた真栄田さんは大好きな酒

を呑もうとはしなかった。

理由は稼働状況の異様さに気付いたの

だった。


1、終日100%稼働

2、投資金パンクした人がいない

3、台移動ができない


PSカードランクの高い人が多く、

わざわざ交通費+宿泊費を出して

まで通常のパチンコ店舗では打てない

機種を楽しんでる人が客層のメイン

という分析になる。


今日はたまたま高設定だったが、

立ち回りでのリカバリーができない

ホールに不安が募り、大好きな酒も

喉を通らない状態になってしまった。


国営パチンコ店舗のある地域の宿泊

施設はギリギリまでギャンブルに金

を使う人の心理を考慮してか、前金

割引している。真栄田さんも1週間

前払い一括で宿をとっていた。


国営パチンコ店は2回開店するので

実際打った人間は自分の打った台の

据え置き狙いはできない。

となると上げ狙いが安全策となりえる

と考えに至った真栄田さんの2日目の

狙い台は王蛙と決まった。


王蛙はストック機。朝イチのリセット

恩恵があり、ビックゲーム中の小役の

出現率で設定判別も可能な台である。


続く。