digitalのブログ

徒然なるままに。成すがままに。

小説 国営パチンコ店 30回転目

荒木承太郎はホールのすぐ近くにショッピングモールを造る案を練っていた。ホールで勝ってから美味しい物を食べたり、素敵な洋服をショッピング出来たりするためにである。

今まで地域の連携を高めてきて、顧客の流動性を地域に還元してきた地域ではないところに新しい風を吹き込む事が出来ればと考えていた。

買収したホール企業で東京にある店舗はオリンピック前にすべて撤退した。

駅前にパチンコ店があるのが外国の方のイメージを悪くするという、うがった見方にいち早く反応し撤退した。


コンビニの来店動機と同じで、近くのパチンコ店を選ぶというのが来店動機の1番だというのも十分理解した上で

の判断だった。

という事は東京はハンマルの独占地域となっていた。


荒木承太郎はまた決断した。大型店舗かつショッピングモール併設の場所は

鹿児島に決定した。


続く。