小説 国営パチンコ店 28回転目
荒木承太郎の作戦は更に拡大していった。農業を営む者から子育てをする家族まで新鮮な野菜を届けるシステムを
浸透させた。
パチンコ、パチスロメーカーの買収では工場だけでなく直営店も創りだしていた。
しかし、ラスボスのハンマルも黙ってやられてくれるわけではない。
大手メーカーの抱え込みに入り、とりわけライバル店への人気機種の販売に口出しをしていた。
新台の人気機種を打ちたい人間は必然的にハンマルに流れていった。
荒木承太郎は新台を打ちたいお客様の心理をあまり理解できていなかった。
設定6よりも新台を打ちたい。確実な
設定6よりも新台。どうするかと。
大手メーカーを買収しようと考え始めていた。ただ、外国の資本を投資する事なくだ。
新台の設定6を提供するために。
グループ全体の収益は企業としては少ない。ほぼグループ全体の給料に反映しているからだ。
続く。
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