小説 国営パチンコ店 27回転目
優秀な人材を集めて、省庁の垣根を越えて新しいチャレンジを始めよう。
そう鬼木慶次は思っていた。
「正しい事をやりたければ偉くなれ」
いつかのドラマの台詞だ。
集まった人間は国土交通、外務、総務
の課長クラスの人間だった。
さて本題に入ろう。
外国に日本発のギャンブル場を立ち上げる事が出来るのか。
日本の収入になるような新しい分野があるのか。
「まずは競艇というギャンブルを選んでくれてありがとう。」
「まだ決まったわけではないが。」
「日本の収入になるというとやはりカジノ収益の次の柱という考えか。」
「正直いうとギャンブル場からは離れて、ショッピングモール営業をメインにしたい。比率を5対5になるような所が出来ればいいと考えている。」
「5対5?そんなに売上のある物があるのか。」
「商品だけではない。体験できる文化、日本料理、全てをパッケージしてる
モールが欲しい」
日本に来ていただけるようなモールを
日本から離れてる所に創りたい。
続く。
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