digitalのブログ

徒然なるままに。成すがままに。

小説 国営パチンコ店 22回転目

荒木承太郎の買収したグループは絆桜グループとなり、パチンコ店経営だけではなく、農業、建築、介護、保育、

美容と他業種をも取り込む大企業となっていた。


ラスボスのハンマルは株式を公開しておらず、公開買付による取得はできない。となるとぶっ倒しに行くしかないと判断した荒木承太郎は、ハンマルの店舗に1番近い店と2番目に近い店を

パチンコ、パチスロ全台6に設定し、

毎日据え置きにした。


それ以外の店舗はほとんど他業種の店舗に変えていったが、1番大きな収入源となるのがなかった。ただ、児童放課後デイサービスで児童を預かっている場所に宅配サービスの商品受け取り場所を構えたり、近くの美容室やネイルサロン、エステなどとも連携して主婦層をも取り込むようにしていた。


農業地域、漁業地域のパチンコ店も潰す事なく遊べる場所を提供し、なおかつ地域交流の深められる場所を提供していた。


高齢者が増え空き家が増える。

その場所に住みたい人がいれば仲介利益をとらずに提供する。

それでも埋まらないなら更地にし、緑豊かな地球に還す運動もしていた。


企業全体のバランスをとりながら利益を取るのではなく、利益を回し循環させる方法でハンマルを包囲していった。


続く。